昔話３０ 汚物２ 作：マサト

最近俺は、あることにはまっている。
それは、ルアーフィッシングだ。

職場の同僚であるトシと俺は、同じく職場の先輩であるヒデに、その楽しさを教えられすっかりはまってしまった。
釣りの一番の良さは、大自然を満喫できること。
川のせせらぎ、飛び跳ねる魚、小鳥のさえずり、飛び交う昆虫たち。
そして、昇る朝日に、沈む夕日。
決して釣果が満足のいくものでなくても、ただその場にいるだけで心が洗われる。
そしてもちろん、釣れたときの感動はこの上ない。
そんな釣りの魅力に魅了された、俺達３人はここのところ毎日のように、お気に入りの川へと足を運んでいる。

魚が一番釣れる時間帯は、早朝そして、夕方。
だいたい俺達は、朝５時に待ち合わせ、ヒデの車で川へと向かう。

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